ブログBLOG

腰痛にはストレッチが良いと言われています。
■しかし実際には…
しかし実際には、ストレッチをしたことで腰痛が悪化したり、場合によっては「ぎっくり腰」になってしまう方も少なくありません。
私はフィットネスクラブでインストラクターをしていた期間が長いのですが、その現場でも同様のケースを多く見てきました。
■なぜストレッチで悪化するのか?
では、なぜストレッチによって腰痛が悪化したり、ぎっくり腰になってしまうのでしょうか?
■理由①:代償運動
その理由の一つが「代償運動」です。
ストレッチは結局のところ、「伸ばしたいところではない部分が伸びてしまう」ことが多いのです。
詳しくは過去の記事で解説していますが
https://ameblo.jp/okugawa-seitai/entry-11452082707.html?frm=theme
簡単に説明すると…
腰痛の方は「ハムストリングス(腿裏)」が硬いと聞き、前屈などのストレッチを行うことが多いです。
しかし、ハムストリングスが硬い人ほど、前屈時に「腰を丸める」姿勢になりやすくなります。
この状態でストレッチを続けると、
本来伸ばしたいハムストリングスではなく
腰の筋肉が代わりに伸ばされてしまう(代償運動)
ということが起こります。
その結果、知らず知らずのうちに腰に負担が蓄積し、
ある時「グキッ」となってしまうわけです。
■理由②:柔らかい所ばかり伸びる
「腰を丸めないように注意しているから大丈夫」
そう思われた方もいるかもしれません。
しかし、もう一つの落とし穴があります。
それは
→筋肉はつながっている(筋膜)という事実です
例えば
- ハムストリングスは硬い
- ふくらはぎは柔らかい
この状態で前屈をすると…
柔らかい部分ばかりが伸びてしまい、
→硬い部分はほとんど変わらないという現象が起きます。
イメージとしては
→「柔らかい布と硬い布を縫い合わせて引っ張る」状態です
当然、柔らかい布ばかりが伸びますよね。
そうなると代償運動のように見た目にはしっかり伸びているように見えますが、やっぱり伸ばしたい筋肉は伸びないと言う事がおきます…そして、場合によってはグキっとなります。
ここで少し補足になりますが、このような「狙った場所がうまく伸びない」という状況に対して有効なのが徒手療法です。
徒手療法では、施術者が手で支点を作りながら動きをコントロールすることが出来るため、
〇 動き過ぎてしまう部分を抑え
〇本来動かしたい部分だけを動かす
ということが可能になります。
先ほどの例で言えば、
柔らかい部分が過剰に動かないように制御しながら、硬くなっている部分にピンポイントでアプローチ出来るという点が大きな利点です。
もちろん、徒手療法にも「自分で動かさない」というデメリットはありますが、
こういった代償運動が強く出ている状態では、一度リセットする手段として有効なケースも多いです。
詳しくはこちらの記事で分かりやすい写真入りで解説しています
https://ameblo.jp/okugawa-seitai/entry-11656904541.html?frm=theme
■なぜ腰痛が悪化するのか(まとめ)
ここまでの話をまとめると…
ストレッチによって
- 本来伸ばすべき部分ではなく別の場所が動く
- 柔らかい部分ばかりが伸びる
- 負担が一箇所に集中する
その結果
腰へのストレスが蓄積し、腰痛が悪化する
という流れになります。
特に、腰椎椎間板ヘルニアなど、腰の外傷経験のある方や、ぎっくり腰の経験がある方は特に注意が必要です。
そのような方は、腰を安定させる「インナーマッスル」がうまく働いていないケースも多く、より代償運動が起こりやすくなります。
詳しくはこちらhttps://www.okugawaseitai.com/blog_detail?actual_object_id=539
■対策
当院では、慢性的な腰痛やぎっくり腰後のケアにおいて、以下の流れを重視しています。
① 徒手療法で固くなった部分をピンポイントで改善
→代償運動を防ぎ、安全に可動域を回復
② インナーマッスルを再教育
→ PNFや体幹トレーニングで安定性を向上
③ 安全な状態でセルフケアを習得
→ストレッチやエクササイズを正しく実施できる状態へ
■まとめ(気づき)
ここまで読んで
「良かれと思ってやっていたストレッチの後に、いつも調子が悪くなっていた…」
そう感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私たちは「良いと思っていること」ほど疑いにくく、身体の不調の原因に気付きにくいものです。
今回の内容を読んで
「あれ?自分も当てはまるかも」と感じた方は、ぜひ一度ご相談ください。
→https://www.okugawaseitai.com/contact
また、遠方の方には
姿勢チェック・筋膜リリース・体幹トレーニングをまとめたコンテンツもご用意しています
→ https://www.okugawaseitai.com/sisei-base





